エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
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第16回es-teamミーティングレポート!

東京都葛飾福祉工場 在宅就労グループes-team 橋沢春一

  去る2020年11月18日(水)、在宅就労グループ「es-team(エス・チーム)」による「第16回 es-teamミーティング」を開催いたしました!。
2020年でめでたく結成20周年を迎えたes-team。日頃は在宅で働いているメンバーや関係者が一年に1回集まり、近況報告会・セミナーなどを通じて懇親や情報共有をするため、2005年よりメンバー自ら企画してはじめたものです。
ただ現在も猛威を奮っている新型コロナウィルス感染拡大の影響により、とても残念ながらオフラインでのミーティングは行えず、完全なフルオンラインでの開催となりました。

  es-teamマネージャーの吉田さんを含む5人の企画メンバーとフルオンラインでの実施方法など試行錯誤を重ねて準備してきましたが、企画から実施までの準備とオンラインで使ったZoomウェビナーでの何度も行ってきた事前のリハーサル等々でご協力いただいた方々にこの場を借りて感謝を申し上げます。
また東京都葛飾福祉工場の防災システム課の協力を得て、工場内にパブリックビューイングで放映させていただきました。これも初の試みでオンラインでしか味わえないことと感じております。工場内のたくさんの方々にも視聴していただき、好評との報告も頂戴しています。

  オンラインでの実施が初めてだったために、まず同年6月に予行練習的な「プレミーティング」と題したメンバー内々だけのミーティングを開催し、ここでは例年のes-teamミーティングで行っているセッション1に当たるメンバー間の近況報告、業務実績報告などを行いました。
さらに11月には本ミーティングを開催しました。開催の挨拶には毎年お願いしております東京都葛飾福祉工場の鬼頭所長より頂戴し、職能開発室の堀込所長のお話し、そしてメンバーからの一言をいただきミーティングが始まりました。

  今回は20周年記念にふさわしく、フリーアナウンサーの町亞聖さんを講師にお招きし、「『個』の声に耳を傾けて~誰もが当事者のwithコロナ時代~」をテーマにセミナーを行いました。
町さんからは、家族当事者としてのご自身の体験と、さまざまな当事者の活動の紹介をまじえ「当事者の声の必要性」についてお話をいただきました。また、es-teamに対して「新型コロナの影響により普及しつつあるテレワークをすでに実践している先駆け的存在」「在宅でWEBデザインなどの仕事をしているみなさんが障害と就労の併存が可能な社会を証明している」とのエールもいただきました。
それから最後に「アナウンサーとして"伝えるお仕事"をされているときに気をつけていることは何ですか?」という質問をさせていただきましたが、町さんから「とかくアナウンサーの仕事っていうと、マイクを持って話して伝えることと思われがちなんですが、実際は逆で人の話しをよく訊くこと。そしてその答えは1つじゃないということに心がけている」という回答でした。伝える事が仕事なのに何故訊くことに一番気をつけているのか?と考えたとき、色々な人たちにインタビューや取材などをしそれを世間の代表となって伝えるときに、まず色々な人たちの声をまっさらな気持ちで訊き、同じ質問の内容であっても人によって全然返してくる答えが違ってくると思いますので、町さん本人もおっしゃっていましたが、1つの答えにバイアスをせずに真剣にいろんな人が言っていることに耳を傾けることが何よりも大切で、そうでなければ真実は伝えられないのではないかなと思いました。私たちの仕事でも色々なお客様がいて様々な案件が存在します。お客様の要望に答えていくためには、よくお客様の声を訊き、お客様が本当に欲しいものとは何なのかということを理解しないといけません。やはり、どんな業界であれ、最初は人の声に耳を傾けることから始まり、話しを訊くことが大事だと改めて痛感いたしました。

  完全オンラインによるミーティングは初めてとなりましたが、es-teamはテレワークを最も得意とするグループです。
そういう意味ではes-teamの本質に近いミーティングとなり、例年よりも多くの方々の参加・ご視聴いただき、盛況のうちに終えることができ、es-team21年目にむけて大きな弾みの一日となりました。
ただ、得意であっても当日ミーティング中に音声が途切れたり、画面に顔が出てこなかったりといったアクシデントもありました。こうした課題も今後のオンライン業務に生かしていきたいと思います。

  オンラインもよいですが、やはり次回のes-teamミーティングはリアルで開催できる事を切に願っております。

  それでは改めましてes-team20周年おめでとうございます!
これからもチーム一丸となってお客様により喜ばれる製品やサービスを提供できるよう邁進していきたいと思っております。

ミーティン中のイラスト

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