エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
 
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プロフェショナル

2012年07月08日  古関 発

こんにちは、古関です。
自宅近くに数軒のコンビニがあります。中でも一番近くの店舗はちょっとした買い物や、支払い、荷物の発送と何かとよく使うところで、私の中でのファーストコンビニです。
先日、このファーストコンビニで昼食を買おうとしたところ「おでんはいかがですか? きょうまで全品○○円と安くなっていますよ」とレジのおにいちゃんが言いました。
(おでんか、美味しそうだな。でも外出先では食べづらいな)
と思い、おにぎりだけ購入して店を出ました。
出先で用事を済ませ、帰宅する途中ファーストコンビニの前を通るとレジのお兄ちゃんの笑顔を思い出しました。
お店に入って「おでん残ってる? 夕食にするよ」とレジの前で告げると、「お待ちしていましたよ、何にしますか?」と例のお兄ちゃんが笑顔で容器を準備して言います。入り口を出入りする際に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」というのは皆、一様に決まっているのでしょうが、こういうマニュアルにないやりとりは快く感じます。
時々、近所のスーパーマーケットに買い物へ行きます。大きなショッピングモールの核になるスーパーで、休みの日になるとたくさんあるレジのどれもが長蛇の列になります。
そんな大きいお店ですが、何度も足を運ぶうちに顔見知りの店員さんもできて「いらっしゃいませ」と声をかけてくれるようになりました。
私はどちらのお店にもよく行きます。だから店員さんもこちらの顔を覚えているのでしょう。「車いす」に乗っているという特徴があるから余計に覚えやすいのかもしれません。けれど「お待ちしていました」「いらっしゃいませ」と笑顔で挨拶されればこちらも笑顔になります。
お客さん相手の商売だから当たり前と言えばそれまでですが、お客さんが喜べば気分よく買い物をしていくし、また来ようかなという気分になる。嫌な気分になったら「あそこへは、もう二度と行かない」となって、それ以降来店しなくなるかもしれません。
店員さんと目を合わせなくても買い物ができる。そんな時代だからこそ、ちょっとしたコミュニケーションを大切にして集客力を上げる。コンビニのお兄ちゃんもスーパーのおばちゃんもどうすればお客さんが喜ぶか心得ています。

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