エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
 
es-team.netタイトル画像

在宅ワークの起源(オリジン)

2026年01月16日  中川 発

中川です。

今回は、私の在宅ワークの「はじまりから現在まで」をお話したいと思います。

とはいえ、在宅で働きはじめて現在に至るまでは二十数年ほどありまして、さすがに全部は無理なので、「在宅ワークの起源(オリジン)」中川編という感じで、es-team結成直後くらいまで語ってみます。

私が、「在宅で働きたい」というより、「働けるかも」と思ったのは、1998年頃に流行りにのって、自分のWebサイトを作成したことがきっかけでした。

当時パソコン通信で知り合った友人たちが、インターネットへ活動の場を移行しつつある時期であり、自分もインターネットができるスペックのPCに買い替えて、世界中につながれるとワクワクしながらアクセスしたものです。

基本的なhtmlの仕組みとコードの書き方を友人に教わったのも、この頃でした。覚えてみるとどんどん面白くなりWebサイトを色々改造して楽しんでいました。

一年ほどして、これは仕事にならないかなと、フリーランス系の掲示板やMLに登録したりしましたが、通勤が難しく前職を退職してから、7年という長いブランクがあり「本当に自分にできるのか」と自信が持てず、足踏みする期間が続きました。

そんな折、いくつか登録していたMLのうち、福祉関連の情報を流していたMLで、社会福祉法人東京コロニー職能開発室発の「障害のあるフリーランス在宅ワーカー募集」のメールを目にしました。「これは!」と思いメールを送ると、幸いにもすぐに返信をいただけました。

依頼内容は、テストとしてWebサイトをひとつ作成してみてほしいというものでした。確かイタリアの料理学校のサイトだったと記憶しています。

面白そう、「やってみたい。」という気持ちと、「自分にできるだろうか。」という気持ちが天秤の上にあったのですが、いただいたメールの中の「ぜひ、トライしてみてください。」という一言が、ストンと心に落ちて、天秤が「やってみよう。」に傾きました

仕事をはじめた当初は、富山県在住で、東京と富山という遠隔地で、メール中心のやり取りでしたので、行き違いがないか毎回不安がありました。フリーランスなのだから、当然なのですが、相談できる上司も同僚もいない、頼れるのは自分だけと思い、これでいいのか、信用してもらうにはどうしたいいかなど、緊張感を持ちつつ作業をしていました。

作業を終え、恐る恐る納品して、無事にネット上で閲覧することができ、報酬を得られた時は、嬉しさもありましたが、とにかく、ほっとしました。

通信速度も遅く、画像1枚の送信に20分近くかかるような時代でしたが、それでもメール、郵送、FAX、電話など、使える手段を総動員すれば、遠隔地でも、障害があっても在宅で仕事ができる——そう実感することができました。

その後、何度か依頼を受け、順調に一年が過ぎた頃、フリーランスの在宅ワーカーのチームを結成するという話が舞い込みました、そのロゴ案を作成してみませんか?と。

お待たせしました。2000年es-team結成ですよー(やんや、やんや)

できあがったロゴは、今振り返ると、悶絶しながら気絶しそうな未熟なロゴですが、その後、カッコよくブラッシュアップしていただいて、現在に繋がっていると思うと、悪くないと、ほくそ笑む中川なのでした。

es-teamのメンバーになり早幾年、トップページのキービジュアルの通り、みなさんそれぞれ「はたらくカタチ」が違います。

違うカタチでありながら、それぞれが自立したチームである。

その程よい距離感がes-teamらしさなのではないかと思っています。

富山県からスタートした私の在宅ワークの日々は、上京して、仕事とさらにデザインの勉強をしつつの自立生活がはじまり、フリーランスでも色々あって(中村K子さんとユニット組んだり!)、障害の進行から呼吸器ユーザーになり、そして就労継続支援A型制度を利用した「雇用される在宅就労」へと、カタチを変えて移行してきました。

自分自身の働き方が、地域、時代、年齢、障害の進行に合わせて、進化してきたことで、この先も「はたらくカタチは、ひとつじゃない。」ことを模索していきたいと思っています。

今回、自分で話してみて、思ったのですが、他のメンバーの「はじめて」みたいなものも聞いてみたいなと思いました。お次の方々、気が向いたらよしなに。

トップへ