エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
 
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配られたカード

2011年08月28日  中村 発

こんにちは、中村です。
es-teamでは、ウェブページや印刷物の制作と、現場のとりまとめを担当しています。
このブログを起ちあげるときに「書く内容は、仕事からあまりかけ離れないようにしようね」という決まり(当然ですね)に異論を唱えなかったので、自分で自分の首を絞めたなあという感じが今ヒシヒシとしています。
で、いきなり趣味の話からです。
今わたしの心を奪っているのは、某メーリングリストでやり取りが続いている、とある話題です。
ロシア生まれの世界的なピアニストのファンのMLなのですが、誰かが「彼のコンサートのチケットは高すぎて、自分は貧乏だから聴きに行けなくて悲しい」と投げたのです。
確かに、他の演奏者に比べても2倍も3倍も高いんです。
その後、「私もリッチじゃないけど、倹約に倹約を重ねてやっと行った」とか「彼のコンサートはいろんな階層の人が来ていて、一部のエリートのためのものじゃないと思った」とか「価格は需要と供給の兼ねあいで決まるんだからしょうがないよ」などの議論がつづいています。
そのやり取りで自分がため息とともに感じるのは「人生、配られたカードで勝負するしかないし、それを前向きに捉えたいな」ということです。
世の中の不公平なところを是正しようと奮闘しておられる方がまわりに沢山います。自分は直接その運動に関わることはできないけれど、自分のできることを真面目に真剣にやっていきたいです。拗ねたりいじけたりする時があっても、心の明るいところに、常に戻ってきたいです。
es-teamは、そういう心意気にあふれた人たちの集まりだと心から思います。
人生の話(しかも青臭い)になってしまいました。
でもまあ、仕事も人生のうちだし正直な話だから、いっか。
不安定な気候が続きますね。皆さんご自愛ください。
楽譜の写真

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