エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
 
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猫と在宅勤務。

2020年11月12日  中村 発

中村です。こんにちは。
相変わらず削っても削っても長いです、すみません。

まずはes-teamミーティングでも度々話させていただいた「猫飼いたい」件の顛末をあらためて。

振り返れば2年半前、右手が五十肩/左手が腱鞘炎でリュックすら一人で背負えない状況で難航したペット可の物件探し、痛くて上がらない腕で半泣きになりながらの荷造り、からの、引っ越し直後に発覚した「猫アレルギー」…。

諦めもつかないし踏ん切りもつかないし情けない思いで過ごした2年間のあと、エイヤ!と里親募集サイトに応募、ようやく今年の7/11にコロナ禍の中はるばる群馬から子猫がやってきました。

子猫の顔小さい猫

人なつっこくて、大らかなのか鈍感なのか、定期訪問日にいらした初対面の吉田さんの膝にいきなり飛び乗った時はさすがに「誰でもいいんかーい!」と驚きました。
心配だったアレルギーも、たまに目が痒いときもあるけれどおおむね平穏に過ごせています。

そのようなわけで、今日は猫と一緒に仕事をするうえで苦労・工夫したことを書いてみたいと思います。

まずは、いつか高橋さんも書いておられましたが「猫はキーボードに乗りがち」。

寝そべる猫枕にする猫

ナムロックを押されるのはすぐに慣れましたが、スクロールロックというキーがあるのを知らなくて、最初は「エクセルが壊れた!」とかなり慌てました。
全く仕事にならないため急いでセミオーダーのアクリル製カバーを入手、無事に入力作業ができるようになりました。

最近は手前に寝そべりがちなので、左か右にこのまま滑らせます。すぐ戻ってくるのでまた滑らす。根比べです。
「Windows + Ctrl + O」でキーボードを使わずに文字を入力するワザも覚えました。

カバーの上に寝そべる猫手前に寝る猫

マウスを抱えこんで舐めたりかじったりするのには今も困っています。
予備のマウスを置いて気を引こうとしましたが「フッ、浅知恵には乗らぬわ」とばかりに使用中のマウスから離れません。

ウェブ会議中やあまりにも邪魔なときは、別の部屋にいてもらいます。
「やだぁああ!開けてぇええ!」と大声で鳴き続けるときは耳栓です。

マウスと猫耳栓

パソコンチェアも、素材が気に入ったようで爪を研ぐようになり、多少ボロくなるくらいはいいのですが背もたれに飛び乗って耳元でバリバリやられるとさすがに怖いので、爪研ぎ予防加工がしてあるソファカバーを適当に掛けています。
写真左は、デキる女のオフィース感が少しはあった頃。そして今。

イス(ビフォー)イス(アフター)

ティッシュペーパーも爪で掘り返してしまうのですが(一説には、鳥の羽根をむしる感覚に似ているとか)仕事机のまわりには扉付きのキャビネットなどがありません。
ネットで調べたら「ティッシュの取り出し口を下に向けて置くとよい」と書いてあり「なんというコペルニクス的転回!」と喜び勇んでひっくり返したのですが次の日にはバレてしまい「ひっくり返し返しだ!」するようになったので、仕方なく蓋つきのケースを買って取り出し口をふさぎました。

ティッシュケース

他にもいろいろ困りに困っていますが、今一番差し迫っているのが窓です。

多くの家猫と同じくウチのも窓から外を見るのが好きで、目の前を人や車が行き交ったり猫が歩いたり、草花が揺れたりするのを夢中で見ています。たぶん人間にとってのテレビやネットのような楽しみなのかなと思います。

ところがウチの窓は磨りガラスなので、網戸にしないと外が見えないのです。
そして最近になって気が付きました、これからの季節、窓が開いてると寒ぅーーい!!でも勤務中は出来ればずっと窓辺にいて欲しーーい!

ネットの猫コミュニティで相談すると同じ悩みの方がいて「網戸に、最初は試しにサランラップを、最終的には透明のビニールシートを貼りつけて防寒対策をしてる」とのこと。ぐぬぬ。その作業のためには窓際の家具を移動させねばだ…。

窓辺の猫ツリーの猫

困り事は尽きませんし、まだまだお互いの間合いをはかる日々でもあります。
猫のためにも自分のためにも、これまで以上に体調に気をつけて暮らしていきたいと思います。

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