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フラッシュバックメモリーズを観て

2014年04月16日  中村 発

こんにちは。中村です。
今日は、思いっきり仕事から離れて、面白かった映画の話にします。
フラッシュバックメモリーズ(公式サイト)という映画で、1年ほど前の作品なのですが、あちこちでふと思い出したように上映される機会があり、私は先月観ました。
一言で言うと、追突事故に遭って高次脳機能障害を負ったディジュリドゥ奏者のGOMAさんの復活までの軌跡を、松江哲明監督が迫ったドキュメンタリー作品です。
ディジュリドゥ(Wikipedia)というのは、ユーカリの木でできたアボリジニの民族楽器(管楽器)です。
映画で初めて音色を聴きましたが、なんというのか口琴にちょっと似ている不思議な音で、比較的低音で長時間鳴らし続ける、あまり音程差の出ない楽器です。
この映画は3D作品なのが大きな特徴で、GOMAさんが保てないはずの記憶がフラッシュバックのように突然脳裏に蘇ったり、ケガをしてからの、家族や自分自身に対する違和感やもどかしい感じ、煩悶が、手が届きそうなのに届かない3D映像でじわじわと伝わってきます。
でも、何をおいても音楽がめっちゃカッコイイです!
公式サイトにもありますが予告編↓↓

映画の中でGOMAさんがしきりと「自分って何だ」とグラグラするアイデンティティにおびえたりしながらも常に絵を描いたり音楽をやったりしているので、物作りってなんだろう?とか私は何がしたいんだろう?とか、帰り道に考え込んでしまう、個人的にここ最近では貴重な作品体験でした。
実は昨晩、この映画を流しながらGOMAさん達がライブをやるという4D上映が渋谷であったんですが、腰痛がひどくて行けなくて残念だったので、再上映の願いをこめて書きました。

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