エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
 
es-team.netタイトル画像

在宅ワークの起源(オリジン)尾崎編

2026年06月22日  尾崎 発

こんにちは。尾崎です。

私も皆さんに便乗して在宅ワークの起源(オリジン)をやりたいと思います。ただ、今までの皆さんに比べるとエピソードがかなり薄いです。ご期待に沿えないと思いますがご容赦願います(笑)。

ご存じの方も多いと思いますが、あまり面識のない方もいるので一応書きます。私は進行性筋ジストロフィーを患っています。昔の話ですが、筋ジスは20歳ぐらいまでしか生きられないと言われていました。私が中学生になったばかりの頃にこの事実を知って結構ショックを受けました。ただ、なんとなく大変な病気なのだなという認識はありました。

ショックは受けましたが、日々の学校生活がものすごく忙しくて悩んでいる暇はありませんでした。人並みに大学は行きたいなという思いがあり、それが人生の目標となりました。20歳ぐらいまでというのが心の片隅にあって、大学の卒業、そして就職、自立というようなことは全く考えていませんでした。

しかしながら、予想に反して人工呼吸器や排痰装置などの医療技術の進歩で20歳を超え、なんと大学を卒業することができました。

卒業した後にいよいよやることもなくニートになってしまいました。これからどうしようと困り果てていた時に、母が新聞で社会福祉法人 東京コロニー 職能開発室IT技術者在宅養成講座のことを知って私に勧めてくれました。私が大学でパソコンの授業が面白いと言っていたのが印象に残っていて私に合っていると思ったそうです。

講座のことを調べてみると、2年間の講座の後に就職相談ができ、在宅就労チームに所属できる可能性もあるかもしれないと思いすぐに応募しました。講座では先生方が丁寧に教えてくださり本当にありがたかったです。それから月日は経ち、おそらくエスチームに所属してかれこれ18年目です。

20歳ぐらいまでしか生きられないと思っていましたが、気が付けば42歳になってしまいました。筋ジスでは50歳を超える人もざらにいて、昔では考えられなかった生活習慣病に気を付けないといけない時代になりました。ちなみに私は脂質異常症で脂肪肝です(笑)。

筋ジスでは寿命が延びていて学校卒業後の進路が大きな課題になっています。今はリハビリなどで自立生活や就労について色々な情報を教えてくれます。私の通っている病院のリハビリ室でIT技術者在宅養成講座のチラシを見かけることがあります。筋ジスでも就職や一人暮らし、結婚などをした人の話を聞くようになりました。

今更ながらもっと自分の将来について考えておけばよかったなと思います。それでもIT技術者在宅養成講座を知ってエスチームに所属して働けたことは本当に良かったです。IT技術の進歩でどんな重度障碍者でも働ける社会になったことはとても喜ばしい限りです。ひとえに東京コロニー職能開発室さんの尽力のおかげです。ありがとうございます。

トップへ