My Favorite Manga
2026年09月09日 中川 発
中川です。
ちょうど読書の秋ということで、今回は私のお気に入りマンガのお話をしたいと思います。
2026年7月に最終巻が発売され、感無量のエンディングを迎えました。
六太が宇宙飛行士に選ばれるところから、弟・日々人と兄弟二人で月面に立ち、地球へ帰還するまで、感動するシーンが多すぎて、とてもひとつには選べません。
宇宙という未踏の場所へ踏み出すワクワク感だけでなく、一歩先がわからない危機感や恐怖、孤独もしっかりと描かれています。それらに向き合い、失敗も糧とし、ひたすら考え続けて一歩ずつ乗り越えていく登場人物たちに、胸が熱くなりっぱなしの作品です。
We are Space Brothers!!
ご存じの方もおいでかも。
熊本をモデルにした場所が背景に登場し、地域おこしでも紹介されるなど、アニメでも有名な作品です。
妖怪(あやかし)が見える少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺品「友人帳」を引き継ぎます。そこで用心棒となる斑(ニャンコ先生)と出会い、友人帳が、レイコが勝負に勝った妖怪たちの名を奪い、命令するために作ったものだと知ります。
夏目は友人帳が悪用されないよう、妖怪たちに名前を返していくことになります。その過程で出会う妖怪や人々との交流を描いた物語で、大きな伏線はありつつも、基本的には一話完結です。
普通の人には見えない妖怪が見えるため、幼い頃から孤独な日々を送ってきた夏目。それでも人と関わることをあきらめない姿に、寂しい時は一緒に泣き、手を差し伸べてくれる友人が現れれば「よかったね」と保護者のごとく喜んでしまいます。(アホか)
雨上がりの濡れた木々の中で、深く深呼吸するような、やさしく切ない物語ばかりです。
私のマンガ好きのルーツのひとつです。
小学生の頃に連載されていて、その頃から何度も繰り返し読み返しています。絶版になった本を古本で持っているのですが、最近、電子書籍でも読めることがわかったので紹介します。
英国のプレーン村を舞台に、フォレスター家の人々を描いたオムニバス形式の作品です。それぞれ単独でも楽しめますが、できれば「樫の木物語」→「銀色のリフレイン」全2巻→「花かざりの道」の順に読むのがおすすめです。
大きなどんでん返しがある作品ではありませんが、登場人物たちの生きることへのひたむきさが、まっすぐに描かれています。
プレーン村には、かつて戦争で愛する人と引き離された娘が姿を変えたと伝えられる、不思議な樫の木があります。その木には、願いを叶えてくれるという言い伝えがありました。
本を愛し、小説家を夢見る少年ウイリアムは、生まれつき心臓が弱く、二十歳までは生きられないだろうと言われています。血のつながりはなくても家族の愛情に包まれて暮らしていましたが、父の死をきっかけに、思いもよらない過酷な運命に直面することになります。
ウイリアムの兄・サイラスの物語です。
ピアニストを目指す少女シャロンは、天才的なピアノの才能を持つサイラスと出会います。音楽を通じて惹かれ合う二人でしたが、サイラスの初恋の人・クレアの存在から、シャロンは自分が彼女の身代わりなのだと誤解し、二人の気持ちはすれ違ってしまいます。
やがて第二次世界大戦が始まり、ようやく思いが通じ合ったのもつかの間、サイラスは出兵します。シャロンは、願いを叶えてくれるという樫の木に彼の無事を祈ります。
「花かざりの道」
船乗りの父・グレンと船で暮らしてきたマーカスは、父とともにその友人ウイリアムを訪ねます。目が不自由ながら、とてもやさしいウイリアム。そばには美しい妻と幼い息子ジョディがいました。
やがてマーカスは一人、ウイリアムの家に残ることになります。父に置いていかれ、最初は意地を張っていたマーカスですが、この家族とふれあううちに、次第に彼らを本当の家族のように感じ始めます。
そして、この本のラストに収録されているグレンとウイリアムの物語「キャンドルライト」まで含めると伏線回収できて、満足のいく読後感を味わえるシリーズです。
もし、ご縁があったら手に取ってみてください。
まだまだ、たくさん紹介したい作品がありますが、何しろ振り返るだけで半世紀分はある上に、昨今は名作ばかり増える一方なので、今回は、これにて!!


